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【2/2】ある日、ケーキ屋の娘に恋をした。始まりはとあるデパ地下の寿司屋でバイトを始めたこと。いや、全ての始まりは…


133: 以下、VIPがお送りします 2011/10/16(日) 04:09:50.58 ID:3zeHZqUD0

ゆうたのことを
「〜〜な子」って言ってる時点でね、もうね




134: 以下、VIPがお送りします 2011/10/16(日) 04:11:50.78 ID:sRa62VYQ0

どうしても比べてしまうわな




135: 1です 2011/10/16(日) 04:12:56.92 ID:6FH1lNzy0

「ねえ、林くんちってお味噌汁にキャベツ入れるの?」 

山本さんがそう言った。 

「え、うん。何か変だった?」 

「変だよーww普通はキャベツなんて入れないよーww」 

「そうかな…。」 

「最初みたときありえないって思ったーww」 

このとき俺はすごくショックを受けた。 

小さいころから食べて育ってきた
母さんの料理を馬鹿にされたような 

そんな悲しいような
悔しいような気持ちになってとてもみじめだった。 

『めぐみちゃんピーラー使うのうますぎ!笑』 

『としこさん!洗い物、僕がしますよ!』 

『啓ちゃん!』





136: 以下、VIPがお送りします 2011/10/16(日) 04:14:20.09 ID:X5zmDRqn0

山本…




138: 1です 2011/10/16(日) 04:15:10.93 ID:6FH1lNzy0

なんだかんだ、
俺は公務員試験に合格できた。小さな町の市役所だが。 

山本さんからは
「なんか公務員って地味ー。」と言われただけだった。 

ゆうたなら絶対にそんなことは言わなかった。 

そういえば、ゆうたに刺激をもらって頑張ったんだよなって。 

俺はゆうたの面影をどうしても消しさることができなかった。 

ゆうたはいまどんな顔をして生活しているんだろう…。 




139: 以下、VIPがお送りします 2011/10/16(日) 04:15:57.80 ID:3zeHZqUD0

出来のいい男と
男に甘やかされてきた女を比べるというのは
客観的な視点でいうと酷なんだけどね… 

振られる女には振られる女であるだけの理由もあるってことだよね




140: 1です 2011/10/16(日) 04:17:18.91 ID:6FH1lNzy0

山本さんと付き合って五ヶ月。 

デートで、みなとみらいに行った。 

ゆうたと初めていったデートスポット。 

『啓ちゃん、デートは男から誘うもんだよ。誘って!』 

俺は怖くてゆうたのメールを見返してなかったけど 

そう言われてこいつめんどくせえと思ったのをずっと覚えていた。 

夜景をみながら、俺は山本さんにゆうたのことを初めて話した。 

「山本さん、森くんのこと覚えてる?」 

「ゆうたくん?もちろん覚えてるよー。」 

「俺、ゆうたと…二年間付き合ってたんだ。」 

「……え?」 

山本さんはびっくりした顔で俺を見た。 




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