654: 599 2011/10/01(土) 00:28:12

妹「ううん、大丈夫。家帰れる。」
私「そっか…とりあえずちゃんと帰って、少しでもいいから寝て。」
妹「うん。分かった。」



私、何を言っていいか分からず無言。



妹「…お姉ちゃん、ひとつお願いがあるの」
私「何？」
妹「今日のこと…もう私忘れるから、お姉ちゃんもそうして。触れないで」
私「うん、わかった…」
妹「でね、今から言う電話番号をメモってほしいの」
私「？？　わかった。いいよ」
妹「○○○-○○○○-○○○○」
私「…うん、メモった。誰の番号なの？」

無言。

私「B…？」
妹「お姉ちゃん、その携帯番号ね、ある女の番号なの」
私「うん」
妹「今日、私がこんな目にあったのは、全部全部その女のせいなの」
私「え！？どういうこと！？誰なの？」
妹「誰かはいえない。うん…だからね、お姉ちゃん。その番号を周りの男の人に広めてほしいの。
　　それで、みんなでいたずら電話かけまくって。それ以上のこともしてやって」
私「！？」

655: 名無しさん＠ＨＯＭＥ 2011/10/01(土) 00:28:26

四円

657: 599 2011/10/01(土) 00:33:15

改行すみません！
読みやすくしようと思って失敗しました。

私は自他ともに認めるシスコンだが、あえて言う。
妹は本当にいい子で、どこに出しても恥ずかしくない可愛い妹だ。
だがしかし、この言葉には耳を疑った。
いくらなんでも、こういう物言いをする子じゃない。
でも、こんな酷い目にあったなら仕方ないのか・・・

私「うん、わかった。わかったから、もうとりあえず家に帰って。
　　次の休み、私そっちに行くから」
妹「お姉ちゃん、絶対だよ、絶対その電話の先の女に復讐してね」
私「わかったから、ね？とりあえず帰んなって」
妹「絶対ね、約束だからね」

そういって電話をきった。
茫然とする私。
この先どうしたらいいんだろう…
そう思っていたら、電話が終わったことを察したらしい両親が部屋に来た。
寝ずに待っていたらしい。

母「なんだった…？」

本当のことなんて、とりあえず言えるわけがないので、

私「えっと…なんか変な人に夜道で痴漢にあったみたいで、
　怖いからって話し相手になってた。もう大丈夫。」

なんとか無理やりごまかした。
もう外は明るかった。

658: 599 2011/10/01(土) 00:35:22

会社に行く前に少しでも寝ようと思ったが全然寝れない。
だめだ、心配過ぎてどうしようもない。我慢できない。
さっき妹に「もうこのことには触れないで」と言われたが、
そんなわけにはいかない。せめて家に帰れたかどうかだけでも知りたい。
そう思い、メールをした。

「大丈夫？家には帰れた？今日は仕事行くの？」

すぐに返事が返ってきた。

「おはよー☆昨日は少し早く家帰れたから、睡眠ばっちし！
今日も一日頑張るよ♪♪」

え！？忘れるってそういうこと！？え！？強がり！？
メールだけじゃわかんない！朝早いけどもういい！
そう思い、妹にその場で電話をした。

私「もしもし！」
妹「お姉ちゃんおはよー（←完全に寝起き声）」
私「え？え？寝てたの？」
妹「当たり前じゃん〜。どしたの？いきなり」
私「…強がり？」
妹「？　強いて言えば眠い！」
私「いや、そうじゃなくて…」

私はこの場でようやく気付いた。
私がずっと妹の声だと思っていたアレは、妹じゃない。

660: 名無しさん＠ＨＯＭＥ 2011/10/01(土) 00:36:00

こわっ

665: 名無しさん＠ＨＯＭＥ 2011/10/01(土) 00:44:04

嫌がらせにしても手が込んでるな。
いやその電話番号の持ち主に対して。

666: 名無しさん＠ＨＯＭＥ 2011/10/01(土) 00:44:16

妹をハメる罠だったのか？

電話の向こうの妹が教えた番号は…続き支援