死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『ゆうちゃん&トミー』
721:本当にあった怖い名無し:2009/05/30(土) 22:22:44 ID:yxjPVGhA0
八王子城址
友達が、東京で一番怖いスポットだって言ってたから、ためしに行ってみた。
八王子城址。
何にも怖くねぇ。ただの公園じゃん。
子供連れのオバサンとかいっぱいいるし。期待はずれもいいとこ。
近くでたこ焼き食って帰った。
肌寒かったから風邪をひいたのか、すこし頭がボーっとした。
帰ってから友達にメールした。
「八王子城址行ったよ。全然怖くねぇじゃん(笑)」
すぐに、友達から返信が来た。
「お前なに意味わかんないメールしてんだよ?冗談にしてもふざけすぎ」
何のことかわかんなくて、送信済みメールを読んでみた。
「女と子供合わせて百二十九人を突き落としました。お母さんにも伝えてください」
https://livedoor.blogimg.jp/nwknews/imgs/c/9/c9ac8b60-s.jpg
10:1:2009/05/23(土) 21:56:11 ID:+j2iy5dZO
赤ジャージ
今から2年くらい前に夜間高校通ってたときの話。
担任の田中先生(仮)と仲が良くて、
放課後に2人で雑談しながら教室掃除するのが日課だった。
他の生徒は、授業終了後すぐに帰ってしまうのがほとんど。
一旦社会に出てから入学したから、先生との歳の差が2つくらいしかなくて
向こうも話しやすかったのか、仕事の愚痴とか旦那の愚痴とか聞かされてたw
んで、その日も2人で教室掃除してたら、窓際にいた田中先生がグランド見ながら
「あー、誰かフェンスよじ登ってる。めんどくさいけど危ないから注意してくるね。」
って言って、小走りに教室を出て行った。
私はその時、田中先生のいた窓際とから離れた机吹いててグランドは見えなかった。
ちょっと間して気になったからグランドを見たら、暗くてよく見えないけど
確かに学校の敷地を囲んでいる背が高めのフェンスをよじ登ってる赤いジャージ着た人間が見える。
15:2:2009/05/23(土) 22:40:40 ID:+j2iy5dZO
教室は3階にあるしグランドも結構広いから
そいつのいるフェンスまでは、まぁ5分弱くらいかかる。
(先生もいちいち馬鹿ガキ相手しなきゃいけなくて大変だなぁ。てか、その間にアイツも降りるだろw)
とか思いながボーッと見てた。
そうこうしてるウチに田中先生の姿がグランドに見えて、
赤ジャージはフェンスの一番上にたどり着いていた。
(てか、フェンスの向こう側は山なのになんしに登ってんだ?w)
文字通り私は高みの見物で、一人面白い半分に脳内突っ込みしてた。
田中先生は小走りに赤ジャージのもとに向かっている。
赤ジャージに目を移すと、びっくりすることにフェンスの上に立っていた。
(ちょwアイツすげぇwフェンス枠とか10cmもないだろw)
グランド中程まで走っていた先生も驚いたのか、
走ってるスピードがほぼ歩いてる早さになっていた。
遠めにもびっくりしてるのが伝わってきて、私はおかしくてしばらく
赤ジャージではなく田中先生を観察していた。
16:3:2009/05/23(土) 22:42:30 ID:+j2iy5dZO
ジリジリとゆっくり歩み寄ってたのに田中先生は、急にクルっと踵を返して、
今度は小走りなんかじゃく全力疾走で必死に校舎に引き返してきた。
(え?)
っと思って赤ジャージを見るとくねくね踊ってるみたいに動いたり、
ジャンプしながら手を羽ばたくみたいにバタバタさせてた。
尺取虫みたいな気持ち悪い動きもしてた。
うまく言えないけど、関節がないみたいにぐしゃぐしゃなったり、
逆にあり得ない位置に関節があってそっからガクガク手振ったりしてた。
暗くて遠いから見えないけど私は何故か赤ジャージが笑ってる、っと分かった。
赤ジャージが人間じゃない異様なものだって気が付いて、私は怖くなり冷や汗が吹き出した。
(何アイツ!?先生は!?)
田中先生は相変わらず必死に走ってたけど、足がもつれてうまく前に進めないみたいだった。
すると昇降口から学校古参の鈴木先生がダーーッと、田中先生に駆けていって
担ぐように支えながら校舎に引き返してきた。
17:4:2009/05/23(土) 22:46:17 ID:+j2iy5dZO
再び赤ジャージを見る勇気のなかった私は、しばらく教室で一人放心してた。
なかなか田中先生が教室にこないので、職員室に行くと
真っ青な顔した田中先生を3、4人の他の先生が囲んでた。
そのウチの一人の先生が私に向かって
「○○さんも見た?」
と聞いてきたので、首を縦にふると鈴木先生に険しい顔で
「他の生徒には言わないでほしい。もちろん生徒以外にも他言しないでくれないか?」
と言われた。鈴木先生は多分何か知ってるんだろうと思った。
他の先生も険しい顔してて色々聞きたいことはあったけど、
私自身恐怖で震えてまともに声が出なかったし、
質問出来る雰囲気じゃなく結局その時はなにも聞けなかった。
昼間の仕事場が遠い為、車通学(申請すればOKな学校だった)の私が
田中先生を家まで送ることになり、帰りの車中で
「なんだったんだろね…あの赤ジャージ」
と、私が言うと
「赤ジャージじゃないよ、あれ…。人体模型みたいに人間の皮剥いで筋肉むき出しみたいな感じだった。」
と、ポツリとつぶやかれてさらに怖くなった。
二度とあんな気持ち悪いものはみたくない。
話を書き出すとくねくねっぽいけど、多分違う感じ。分からんけど。
卒業するときに鈴木先生に詳しい話聞いたけど、結局はっきりしなかったし長くなるのでこの辺りで失礼します。
もたついてすんませんでした。
48:本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:11:21 ID:B3+fEFe10
いわくつきの盗品
気にせず投下
最近2ちゃんでとあるコピペを見つけた。
それを見て、忘れかけていた数年前に起きたとある事件を
思い出したので、ここに書こうとおもう。
たしか今から5年前の夏休み。
俺が中学生の頃、実家のすぐ近くにあるお寺で盗難事件が発生した。
お寺の2つある宝物庫のうちの1つの中身が盗難にあったらしい。
それだけならただの盗難事件なのだが、何か様子がおかしかった。
うちは代々そこの檀家を勤めているのだが、家も含め檀家や周辺の家の人たちが
事件の翌日に集められ、大人達で何事か話し合っているようだった。
当時俺はガキだったので「色々大変なんだな」としか思わなかったが、
その時はあまり気にしていなかった。
数日後。
俺や同い年の従弟やその他数人の友達がお寺の裏山でエアガンでサバイバル
ゲーム(というかごっこだなw)をしていると、和尚さんが俺達のところへやってきて
「○○(俺)と○○(従弟)ちょっと来なさい、話があるから」と呼ばれた。
俺たちはお寺の裏山で大騒ぎしていたのを叱られるのだと思い、ビクビクしながら
和尚さんについていくと、和尚さんはお寺の本堂に俺達を入れて
「ひとまず座りなさい」と俺達に促した。
和尚さんはほんとうに神妙な顔つきで、俺と従弟はこりゃまずいな…と縮こまって
いると、予想とは裏腹に説教ではなく別の話をし始めた。
和尚さんの話は俄かには信じられず、何か荒唐無稽な話に聞こえたが、とにかく
真剣な顔つきで話していたのを覚えている。
49:本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:12:17 ID:B3+fEFe10
>>48の続き
その話というのは
和尚さんが言うには、2つある宝物庫のうち1つは確かにお寺に伝わる経典や仏像など、
価値のあるものを収めているのだが、もう一つの宝物庫は宝物庫とは名前だけで
別のものを保管しているらしい。
その「別の物」とは何かというと。
元来お寺や神社には不吉な物や呪物などを、「お払いして欲しい」或いは「引き取って欲しい」
と頼み込んで来る人が結構どこでもいるとか。
しかし、普通は気のせいや偶然が重なっただけの物が多く、
基本的にそういうものの受け取りは拒否するか、気休め程度に祈祷をして
本人に納得してもらう方法を取っているのだが。
どうしてもと押し付けられてしまう場合や、稀に本当に危険なものが持ち込まれるため、
その場合は仕方なく引き受けるらしく、その倉庫にはそういった
「いわく付き」の品々が収められていたとか。
これらいわく付きの品物の数々を、時間をかけて
お払いするために倉庫は存在していたわけだった。
ただし、そうやってお寺に持ち込まれたものは、金銭的な価値があるようなもの
ではなく、ただ単に霊的或いは祟りとして危険なだけなものなため、
普通は盗まれるなんて事は無い。
しかし今回そういう「いわく付き」のものが盗まれてしまった。
盗まれたのは2つらしいが、そのうち1つが俺の一族に縁のある品物らしく、
その話をしておきたいとよんだという。