花陽「これで一件落着だね」【ラブライブ】 (109)(完)
99: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:11:04.41:D68TqliJ0 (99/109)
花陽『だけど、凛ちゃんがあんな回りくどいことするかなぁ』
真姫『凛は変なところで頭が回るから』
希「二人の会話やな」
凛「なんかバカにされてないかにゃ?」
真姫「これがなんの……」
真姫(あっ)
花陽(真姫ちゃん気付いたね)
100: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:12:42.76:D68TqliJ0 (100/109)
花陽『あの時、確か真姫ちゃんもの凄く冷静だったよね?』
真姫『クールな真姫ちゃんだから当然でっしょー』
絵里「なんか言い争いを始めたわね」
真姫(ヤバい……)
花陽『あれってもしかして、あそこにクッションがあるのを知ってたんじゃ』
真姫(ヤバい!)
花陽『最初から真姫ちゃんが仕組んだんじゃ!?』
真姫『いや、だから』
花陽『真姫ちゃん!』
真姫「ダメッ!!」
真姫『そうよ。やったのは私よ』
真姫「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
101: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:13:25.61:D68TqliJ0 (101/109)
花陽「録画を停止させてなかったのを思い出して良かったよ」
にこ「真犯人は真姫で確定ってことね」
真姫「あぁぁぁ……」
希「凛ちゃん……疑ってごめんな」
凛「大丈夫、気にしてないよ」
絵里「あとで、ラーメンとご飯の一杯無料券あげるわね」
凛「わーい!」
にこ「んで、あんたは何か言いたいことある?」
真姫「ヴェッ……ヴェッ……」
花陽「それじゃあ裁きについて話すね」
102: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:14:24.37:D68TqliJ0 (102/109)
花陽「まず無実の凛ちゃんを執拗に責め立てた三年生」
にこ「責め立てたとか、そこまでやってないわよ」
花陽「にこちゃん。奉行とお白洲だよ」
にこ「はい……」
花陽「えっと、三年生組は一週間の部室掃除だよ」
希「軽い罪やけど」
にこ「練習で疲れた後だと余計に疲れそう……」
花陽「それと絵里ちゃんは、持ってるご飯の無料券を私に差し出すこと」
絵里「欲しいの? 別にいいけど」
花陽「ちなみにこれで罪が軽くなるワケでもなく、賄賂でもなんでもないことだけは言っておくね」
絵里「えぇ……」
希「悪いお奉行様や」
凛「かよちんは町娘より悪代官タイプだったかぁ」
103: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:15:17.25:D68TqliJ0 (103/109)
花陽「次に真姫ちゃん」
真姫「はい……」
花陽「自分の罪を凛ちゃんに被せて自分は知らぬ存ぜぬを決め込み、あわよくば悪事を闇に葬り去ろうとしたこと不届き千万」
凛(かよちん難しい言葉知ってるなぁ)
花陽「よって一週間の部室の掃除および校内引き回しの刑、あとお米をバカにしたから一ヶ月の間トマト禁止!」
真姫「いや、トマト禁止だけは」
花陽「もう真姫ちゃんのお母さんには連絡済みだよ」
真姫「嘘でしょ……」
花陽「裁きは以上である……引っ立てぇい!!」
104: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:15:44.43:D68TqliJ0 (104/109)
にこ「……」
希「……」
絵里「……」
凛「……」
真姫「……」
花陽「……」
にこ「ごめん。どうしたらいいの?」
花陽「凛ちゃん以外、部室の外で待っててくれるかな」
105: ◆cCdqIB5XEY:2023/05/15(月) 21:16:27.65:D68TqliJ0 (105/109)
にこ「しょーがないわね」
絵里「じゃあ、行きましょうか」
希「真姫ちゃん、ちょっと向こうでお話しやね」
真姫「くっ、凛が悪いんだからね」
にこ「ほら行くわよ」
真姫「引っ張らないで!」
スタスタスタ
花陽「色々と慌ただしかったね」
凛「うん」
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