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安価とコンマでダンガンロンパのようなスレをやる (235)(完)


218: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 16:21:35.15:pvH+E2Ck0 (1/14)

一週間経つ前に来れました。始めます。

今日からチャプター1だ!





219: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 16:24:37.68:pvH+E2Ck0 (2/14)







CHAPTER1【私と死体と絶望と】(非)日常編










220: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 16:31:29.52:pvH+E2Ck0 (3/14)

モノクマ「……それじゃあ、気を取り直して……やらなきゃいけない事をやろうかな!」

モノクマ「はい、これね! 配るから後ろの人に渡してね」

麗「担任の先生?」

モノクマ「担任の先生兼学園長兼マスコットだよ!」

金谷「……何もかも納得いかないな……」

モノクマは、何かを手早く配っていく。

黒野「…………はい」

風間「あ、ありがとう……」

モノクマから黒野さんに配られ、そして私に渡された物は……

風間「……タブレット?」

……小型のタブレット型コンピュータだった。

モノクマ「それは『モノパッド』! ここにいるオマエラの生徒手帳みたいな物だね」

モノクマ「大切な物だから、失くしちゃダメだし、壊してもダメだよ!」

……試しに起動してみる。

すると、私の名前と才能が表示された。生徒手帳っていうのは本当みたいだ……

追田「タブレット!? ていう事は、これで配信ができる……!」

才羽「キーボードじゃねぇのがちょっとアレだが、これくらいなら学園のシステムに侵入できるだろ……! 勝ったな!」

モノクマ「……あのね、そのタブレットじゃ、配信もハッキングもできないよ」

モノクマ「そんな物を用意する訳無いでしょ。オマエラにコロシアイ以外で出られるようにする訳さ」

才羽「ハァ!? 何だよ、じゃあこんなのゴミじゃねぇか!」

そう言って、才羽さんはタブレットを投げようとする。

モノクマ「わーっ! ダメダメ! 壊しちゃダメだよ!」

モノクマ「『おしおき』されたいの!?」

風間「……! おしおきって……!?」

モノクマ「もちろん、エグイサルでボコボコにするのさ!」

才羽「んなっ……!?」

浜松「お、落ち着いて、アイ……!」

モノクマ「あ、でも、オマエラ専用のスペシャルなおしおきもあるよ。そっちがいい?」

不忍「どれでも御免だよ!」

モノクマ「しょぼーん……」





221: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 16:51:20.45:pvH+E2Ck0 (4/14)

モノクマ「……それじゃあ、早速だけどオマエラには、そのモノパッドで『校則』を確認してもらおうかな」

風間「……校則?」

すると、私のモノパッドからアラーム音が鳴った。

私だけじゃない……皆のアラームからも……

風間「何か……通知が来た……?」

そして、モノパッドに表示されたのは……

風間「……校則?」



[才囚学園校則]

1.才囚学園での共同生活に期限はありません。

2.学園内で殺人が起きた場合、全員参加による学級裁判が行われます。

3.学級裁判で正しいクロが指摘できれば、殺人を犯したクロだけがおしおきされます。

4.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロ以外の生徒であるシロが全員おしおきされます。

5.クロが勝利した場合は才囚学園から卒業し、外の世界に出ることができます。

6.シロが勝ち続けた場合は、最後の2人になった時点でコロシアイは終了です。

7.夜10時から朝8時までの『夜時間』は、食堂と体育館が封鎖されます。

8.才囚学園の学園長であるモノクマへの暴力は固く禁じられています。

9.モノクマが殺人に関与する事はありません。

10.モノパッドは貴重品なので壊さないでください。

11.『死体発見アナウンス』は3人以上の生徒が死体を発見すると流れます。

12.才囚学園について調べるのは自由です。行動に制限は課せられません。

13.校則違反を犯した生徒はエグイサルによって処分されます。

14.なお、学園長の都合により校則は順次増えていく場合があります。



風間「何……これ……?」

これが、私達が守らなきゃいけないルール……?

平等院「……ふざけるな……!」

平等院「何が学級裁判だ! こんなルールは裁判ではない! 司法制度への愚弄だ!」

モノクマ「はにゃ? 司法制度? なぁにそれ?」

平等院「貴様……!!」

ネームレス「落ち着きなよ、スミレ君。クールにいかないとね!」

ネームレス「……そのくらいにしておかないと、今度はマシロ君みたいにはならないかもよ?」

平等院「……くっ……!」




222: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 16:59:54.03:pvH+E2Ck0 (5/14)

モノクマ「うぷぷ……分かってくれたみたいだね」

モノクマ「それじゃあ、他に質問が無ければボクは帰るけど……」

風間「……何なの?」

モノクマ「ん?」

風間「この学校って……何なの?」

風間「あなたは……この学校で、私達に何をしてほしいの……!?」



モノクマ「……絶望だよ」



風間「……え?」



モノクマ「ボクは、オマエラに、絶望してほしいんだ」



絶望……絶望? 私達に?

そんな、一体どうして……!?

モノクマ「……これ以上は何も無さそうだね」

モノクマ「それじゃあ、ボクは帰るね! よいコロシアイ・ライフを!」

嫌に明るい声を残して、モノクマは去っていった。





223: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 17:04:30.80:pvH+E2Ck0 (6/14)

……体育館が沈黙に包まれる。

その沈黙を破ったのは、先程から歯噛みしていた平等院さんだった。

平等院「……仕方がない」

平等院「悔しいが……今はこの校則に従い、我々の秩序を作っていくしかないだろうな」

星野「残念だけれど、それしか方法は無いかもしれないね」

風間「……そうだね……」

取り敢えずは、ここで暮らしていくしかないのかも……



才羽「アタシはパス」

風間「……え?」

才羽「何でアンタらなんかと、仲良しこよしなんかしなくちゃなんねーんだよ」

才羽「もしかしたら殺されるかもしれねーってのによ……」

風間「そ、そんな事……」

才羽「無いって言い切れるのか? あ? 初対面なんだぞアタシ達は」

小鳥遊「……まぁ、一理あるな」

才羽「だろ?」

才羽「だからアタシはパスだ。アンタらとは馴れ合わない。勝手に部屋行ってるよ」

黒井「……部屋だと?」

乙木「わ、わたし達には、寄宿舎が用意されてるんです。一応、そこでみんな暮らせるようにはなってます……」

ネームレス「食堂も倉庫も娯楽室もある、至れり尽くせりって訳だ!」

追田「……それにしてはボロボロすぎるよねぇ……」




224: ◆WxP1o1vhC6zH:2023/04/24(月) 17:14:11.05:pvH+E2Ck0 (7/14)

才羽「……じゃ、アタシは行くから。残りで適当にやっててよ」

そう言うと、才羽さんは足早に去ってしまった。

平等院「参ったな……基本的なルールを決めておく必要があるというのに……」

浜松「ぼ……僕が後で伝えておくよ……」

不忍「浜松君は才羽さんと知り合いなの?」

浜松「ま、まぁ……幼馴染みっていうか……」

麗「あら……あらららら……」

麗「……エロいじゃん!」

追田「そうかな!?」

風間「……あれ? 武さんは?」

星野「武くんなら、もう体育館から羽ばたいていったよ」

水戸洲「何と……彼女は空が飛べたのですか……!?」

追田「違う違う、比喩表現だよ。出ていったって事」

平等院「何!? 彼女もか!?」

ネームレス「うーん、協調性の無いクラスだ!」

金谷「……まぁ、仕方ないんじゃないか? 人には人なりの行動原理があるからな」




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