117: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:36:23.005 ID:t0Ql3p5j0

男「まもなく地球に隕石が落ちてきます。落ちるのはこのあたりです」

司会者「……は？」

司会者「あ、あの……冗談ですよね？」

男「かなり大きな隕石にもかかわらず、その隕石に含まれる特殊な鉱石から発せられる電波のせいで」

男「今まで発見できなかったみたいですね」

男「人類は滅びます」

司会者「なんですって！？」

司会者「大至急、確認を！　急いでっ！」

121: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:39:09.666 ID:t0Ql3p5j0

司会者「各省庁に確認したところ、本当に巨大な小惑星が迫っているようです！」

司会者「なぜ分かったんですか！？」

男「見てましたから」

司会者「とにかく見てしまったそうです！　しかし、どうか皆さんパニックにならないで下さい！」

司会者「ってなるに決まってるよな。地球はもうオシマイだぁ！！！」

司会者「最後だから好きなことしてやる！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

司会者「一度でいいから、テレビの前で全裸になってみたかった！」ｽｯﾎﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｷｬｰｷｬｰ　ﾃﾞｶｰｲ

125: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:42:42.876 ID:t0Ql3p5j0

嫁「あなた……今のホントなの？」

男「ああ、本当だ。見てたよ」

嫁「つまり、私もあなたも死んじゃうのね……」

男「ああ」

嫁「睡眠薬や毒を盛ったりしたこともあったけど、私、あなたを愛してた」

男「俺もだよ」

嫁「だけど、あなたと死ねるなら幸せ……」

男「……」

嫁「……ううん、私本当は死にたくない！　あなたともっと幸せに暮らしたい！」

嫁「うっ、うっ、うっ……」ｸﾞｽｯ…

127: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:45:14.628 ID:t0Ql3p5j0

男「泣くな」

嫁「えっ？」

男「可愛い顔が台無しだ」

男「俺は……お前の涙は見たくない」

嫁「……！」

男「ちょっと隕石止めてくる」ﾀﾀﾀｯ

132: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:48:40.542 ID:t0Ql3p5j0

……

ギュオオオオオオオッ！！！



男「ついに大気圏内に入ったか……」

男「だが……お前の弱点は見ていた」

男「ずばり、中心部にある、ここだッ！」ﾊﾞｯ


ズガァッ！！！

137: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:51:25.197 ID:t0Ql3p5j0

ズガァァァァァァンッ！！！






司会者「な、なんということでしょう！」

司会者「占い師さんの一撃で隕石が粉々に砕け散りました！」

司会者「今まさに世界は救われたのです！」

司会者「ちなみにこの瞬間、私も社会的に砕け散りましたが、それは些細なことといえるでしょう！」

141: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/11/27(月) 02:55:24.272 ID:t0Ql3p5j0

嫁「すごい……！」

男「見ていてくれたか」

嫁「うん、見てたよ……かっこよかった！」

男「俺もこんなに力が出せるとは思わなかった」

嫁「さっすがどんなに眠ってるように見えてもテレビを見てるだけのことはあるわ」

男「だが、これからはなるべくこの力は使わないようにしようと思う」

男「他人のプライバシーや未来を覗くのは気が引けるし、そしてなにより」

男「俺はなるべくお前だけを見ていたいからな……」

嫁「もう、あなたったら……」