【2/2】会社で起こった怖い話。休日の夜に先輩から「新しいバイトを採用した!明日が出勤日だからよろしく」とのLINEが→なので早めに出勤したんだけど…
126: 1です 2018/04/30(月) 22:56:40.94 ID:9RwyYjZBM
飲み会から帰ってきた~
メンツは会社の社員連中だったんだけど、
そこで面白い話を聞いたから書いてみる
俺がバイトから社員になって間もない頃の話だから相当前の話になる
ある日、1人の男の人がうちの会社に面接を受けにやってきた
当時面接を担当していた先輩
(今まで何度か登場してる人とは別人)が面接を終えて戻ってきた
手には履歴書と別の紙の束の様な物を持っていた
127: 1です 2018/04/30(月) 23:00:56.57 ID:9RwyYjZBM
仕事中だったこともあり、
その紙の束が何か尋ねる事なく作業を続けた
そして仕事が終わり変える支度をしていた
俺に先ほどの先輩が声を掛けてきた
「これ一応みておいてくれる?」
てっきり仕事に関するものだと思って
受け取ったのは履歴書と謎の紙の束だった
説明しておくとうちの会社はどんな人が面接を受けたか
社員は履歴書に目を通す事になっている
128: 1です 2018/04/30(月) 23:08:25.49 ID:9RwyYjZBM
正直、履歴書の事はほとんど覚えていない
おじさんだという意外は特にインパクトはなかったから
ただ、履歴書と一緒に渡された紙の束はかなりの破壊力があった
その紙の束はおじさんが書いた小説で、
自己アピールの為に持参してきたらしい
面接をした先輩の話によると
そのおじさんは仕事内容や会社について全く質問することなく、
ずっと自分が書いた小説の話をしていたんだとか
129: 1です 2018/04/30(月) 23:14:42.12 ID:9RwyYjZBM
俺は先輩にこのおじさんを採用するのか聞いてみた
すると先輩は「ないない、不採用」と言った
うちの会社はバイトの採用・不採用は面接をした人間が決める事が出来る
採用の場合はその場で告げるが、不採用の場合は
「採用の場合は一週間以内に連絡します、
もし連絡が無い時は不採用ということでお願いします」
というのがお決まりのセリフになっている
おじさんは残念ながら不採用となってしまった
130: 1です 2018/04/30(月) 23:20:54.00 ID:9RwyYjZBM
ここまでは俺が知ってる話で
ここからが今日の飲み会で聞いた話になる
自称小説家のおじさんが面接を受けてから8日後、突然会社の電話がなった
事務員さんが電話をとったんだけど、
すぐに先輩に代わってほしいと言ってきた
先輩が代わると電話の相手は
物凄い勢いで言葉にならない言葉をまくし立てた
声を聞いた先輩は直ぐに自称小説家のおじさんだと気づいた
131:名も無き被検体774号+ 2018/04/30(月) 23:25:26.48 ID:q+TNw9S60
ほんでほんで?
132: 1です 2018/04/30(月) 23:28:33.68 ID:9RwyYjZBM
なんで自称小説家から電話がかかってきたかというと
面接時に渡した小説を返せという事だった
不採用が決定していたのでおじさんの履歴書は既に処分済み
なので、住所を教えてくれたら郵送すると伝えると
面接があるから今すぐ必要だ!
郵送では間に合わない!とおじさんはかなりご立腹の様子
最初は家まで持って来いと言われたんだけど、
先輩がそれは無理だと伝えると
おじさんが取りに来るという事で決着が着いた