男「ボクはキミのものって言った?」幼馴染「56すぞ」 (26)(完)
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:22:36.95:yMtRPvT0O (8/26)
◇ ◇ ◇
学校 昼休みにて――
男友「明日って暇~?」
男「あー、すまん。女と出かける」
女友「お、デート?」
男「うおっ。どっから出てきた!?」
女友「(つд⊂)エーン 男友~、男がいじめる~」
男友&男「「きっつ」」
女友「あ”ぁん?」
男友&男「「ヒェ」」
男友&女友「はぁ~あ。男はデートかぁ……」ニヤニヤ
男「言ってろ。ていうかお前らニヤニヤしすぎ」
男友&女友「「うつってやんの」」
男「?」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:23:11.67:yMtRPvT0O (9/26)
◇ ◇ ◇
デート当日 服屋にて――
男「これとかどう?」フリルッ
幼馴染「まだ諦めてなかったのか……。趣味じゃない」
男「じゃあこれ」ワンピースッ
幼馴染「漫画の方を持ってくるなっ! どっから持ってきたんだ……」
男「お。これ、いいんじゃないか?」
幼馴染「結局、いつものパーカーじゃないか」
男「薄手だし、これから着るにはちょうどいいだろ。それに変にいつもと違うの選ばなくてもいいんじゃないか?」
幼馴染「まあ、キミがそう言うなら……」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:23:50.91:yMtRPvT0O (10/26)
幼馴染「ホントに買って貰ってよかったのかい?」
男「おう。その代わりちゃんと着てくれよな。着てくれなかったら俺、泣くよ?」
幼馴染「着るさ。だってキミから貰ったものだもの。ふふっ、ありがと」
男「この調子でバニー服も買ったら着てくれない?」
幼馴染「誰が着るか! 言ってろ、バーカ!」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:24:38.46:yMtRPvT0O (11/26)
◇ ◇◇
ある日の昼下がり 電話にて――
幼馴染「お、男? 今日うちに泊まってかない?」
男「え、なに。どしたの?」
幼馴染「女友から借りたDVDがホラーで一瞬しか見てないけど寝れる気しないいし、今日に限って親がどっちも出張とかそんなんじゃ全然ないんだけど、最近うちに男が泊ってないなーって思ったから誘ってあげてるだけだし?」
男「あ、そう。ごめんだけど、」
幼馴染「ごめんなさい、嘘です。見え張りました。泊らなくてもいいから怖いのでしばらく一緒にいてくだい」
男「(かわいい)」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:25:18.81:yMtRPvT0O (12/26)
◇ ◇ ◇
幼馴染の家にて――
男「風呂ありがとーって、やった。幼馴染の手料理だ」
幼馴染「いやいやいや。ないない。……おいしくなあれ(ボソッ)ってうわあ!? い、いつからいた!」
男「『おいしくなあれ』くらいから」ニヤニヤ
幼馴染「ニヤニヤするな! じゃ、じゃあ、ボクもお風呂入ってくるから、盛り付けとかあとお願い」
男「はいよー」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:26:01.07:yMtRPvT0O (13/26)
◇ ◇ ◇
幼馴染「母さんがあんなこと言うから……」
回想――
幼馴染母「もし、男くんに料理を作るんだったら、愛(自身の唾液や血液などの体液・毛髪など)をしっかり込めて作るのよ~。おいしくなぁれって。あとは裸エプロンもいいかしからね~」
回想終わり――
幼馴染「(ん? これドア・イン・ザ・フェイス・テクニックだ! まんまと母さんに嵌められた……)ていうかこれ、ボクが男の入ったお風呂に入ることに……。男の入ったお風呂……。っくち! ――早く入ろ」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/03/31(金) 20:26:37.61:yMtRPvT0O (14/26)
◇ ◇ ◇
幼馴染「……///」
ピチョン。
幼馴染「!」ビクッ
幼馴染「(やばい、感情がおかしくなる!)は、早く出ないと」