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【ウマ娘怪文書】ある日、トレーニングを終えて、マッサージを受けながら二人で語らい合っていた時のことです。トレーナーさんが突然、私に求婚してきたのでした。


1: 名無しさん(仮) 2023/03/19(日)19:56:18

ある日、トレーニングを終えて、マッサージを受けながら二人で語らい合っていた時のことです。トレーナーさんが突然、私に求婚してきたのでした。
初めて出会ったあの日から、数多もの日々を二人で重ねて来た間柄、いつかいつかと思ったことは一度や二度ではありません。
言葉にしなくともこの関係が永遠に続けばいいと、あえて形にすることは避けていました。いえ、ひょっとしたら、気持ちを表すことで関係が変わることを恐れていたのかもしれません。
そんな臆病な私に、貴方は飛び込んできてくれたのです。言葉にすることから逃げる私と、言葉を使わず伝える貴方。完敗です。
ベンチに座る私の左足を、マッサージの後優しく撫でて靴を履かせてくれた貴方。左膝を立てて跪くように、そして目線は私に合わせてまっすぐと。
そう、これはメジロ家の古い符丁、知る人も減りつつある由緒ある儀礼。跪いてガラスの靴を履かせることはメジロ家への婿入りを表明するサインでした。
この場で履かされているのはトレーニングシューズですが、ガラスの脚と言われた私の足を労ることが、ガラスの靴との言葉遊びになっているのが、さすが私のトレーナーさんです。
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2: 名無しさん(仮) 2023/03/19(日)19:56:28

「ずっと、待っていました」
「え?ああ、ごめんね」
貴方からのプロポーズ、ずっとずっと、待っていました。涙ぐむ顔を堪えて口元を押さえれば、トレーナーさんは待たせて申し訳なかったという照れ笑いを浮かべてくれました。
言葉で形にすることを選ばなかった私に、このような言葉を使わないプロポーズを。そして、私の家の古い符丁を調べ上げ、相手に礼を尽くすもその努力を全く見せびらかさない謙虚さ。
「貴方の気持ち、確かに受け取りました。私も、同じ気持ちです。共に永遠になろうと誓ったあの日の約束を果たさせてください」
トレーナーさんは、私の言葉を真剣な顔で聞いてくれました。ずるい、ずるいです。そんな風に見つめられては、負けてしまいます。




3: オワリ 2023/03/19(日)19:56:46

マッサージの後、急に目をうるませて感激しているアルダンを慌てて落ち着かせたあの日。アルダンが落ち着いてくれたら、と言われることすべてにOKを出した結果、メジロ家に挨拶に行くこととなった。
何故そうなるのかはわからないが、一応担当トレーナーとしてもいい機会なので気持ちを切り替えて臨もうと思う。
失礼のないように今日着ていくスーツを選び、合わせるネクタイを吟味していると、車の用意が出来たとアルダンが部屋にやってきた。
「……まあ。ふふ、トレーナーさんの覚悟、おばあ様にも伝わると思います」
言っている意味がピンと来ないが、ドレスコードとしては悪くないみたいだ。黒のスーツに水色と白のストライプ柄のネクタイを絞め、アルダンと共に迎えの車に乗り込んだ。





4: 名無しさん(仮) 2023/03/19(日)19:59:04

アルダン怪文書助かる…




5: 名無しさん(仮) 2023/03/19(日)19:59:22

これ本当にプロポーズか?




6: 名無しさん(仮) 2023/03/19(日)19:59:27

双方の認識にズレが生じているようですが…?




10: 名無しさん(仮) 2023/03/19(日)20:00:44

>>6
この過程を経なくても結末は同じだからよ…




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