西城樹里「タケウチ」(その3)(完)
758:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/23(木) 23:56:00.10:VfNpJpls0 (145/148)
コツ…
凛「……?」
凛「!」タッ!
卯月「あれ、凛ちゃん?」
凛「プロデューサー!」
樹里「……?」クルッ
コツ…
武内P「…………」
凛「……どこに行くの?」
凛「そろそろ表彰式なんだよ? 私達の」
759:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/23(木) 23:56:45.31:VfNpJpls0 (146/148)
武内P「…………」
武内P「……申し訳、ございません」スッ
樹里「おい、待てよプロデューサー!!」ダッ!
武内P「西城さん……!」
ザッ
樹里「自分の担当ユニットの晴れ姿を放って優先する用事って、何だよ」
樹里「ここまで来て、そんな……そんなつまんねー事すんなよ……!」グッ
武内P「……つまらない事では、ありません」
樹里「え……」
760:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/23(木) 23:57:33.94:VfNpJpls0 (147/148)
武内P「私には、無視できない事なのです」
武内P「過去に犯してきた罪と、向き合うために」
武内P「……申し訳ございません」クルッ
樹里「あっ、おい!!」
タタタ…!
樹里「夏葉っ!」
夏葉「会場のSP達に連絡して、彼を包囲させろと?」
樹里「分かってんなら早くしろよ!!」
夏葉「残念だけど、それは出来ないわ」
樹里「なっ……!?」
761:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/23(木) 23:59:09.88:VfNpJpls0 (148/148)
夏葉「言ったでしょう? 彼は簡単に許されて良い人ではないわ」
夏葉「きっと、それを最も理解しているのは、あの人自身」
夏葉「だから……彼の決意を、私達に止めることは出来ない」
夏葉「…………ッ」
卯月「ぷ、プロデューサーさん……」
樹里「…………ざっけんなよ……!」ギリッ
楓「……皆さん」
智代子「は、はい」
未央「楓さん……?」
楓「皆さんに、お話しておきたい事があります」
楓「いいえ、お話しなければならない事が」
762:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/24(金) 00:04:33.75:QvLQwGsg0 (1/75)
コツコツ…!
黒井「誰がクイーンズゲートドームの使用を許可しろと言った!!」
『い、いえ! それは、黒井社長のご指示があったものと…』
『社長のIDから発信されておりましたし、
何よりもう……ドームは開場されていますので、我々はそのように……』
黒井「な、何だと……!?」ピタッ
天井「まさか……先日立ち入った際に、貴女は……?」
美城「悪しき慣習を排除するタイミングとして、決して望ましいとは思いません」
美城「ですが、今を逃せばその機を失う事にもなる。
使えるものは何でも。やれることは躊躇無く」
美城「看板アイドルの口から告発されるという、最悪の事態は免れたとはいえ、
我々も決して無傷では済まされない」
美城「しかし、結果として今がベストとならざるを得ないでしょう」
763:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/24(金) 00:05:35.08:QvLQwGsg0 (2/75)
今回はここまで。
次回は明日の夜9時~12時頃の更新を予定しています。
次でラストです。
764:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/02/24(金) 05:38:48.78:N6GUGpSDO (1/1)
乙