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俺夫婦との同居を求める義父に仕事の関係で無理だと説明するも粘られてたある日、妻が実家に戻ったまま帰ってこなくなった。なので連れ戻しも兼ねて妻実家に出向いたら…


99: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:14:18.74 0

最後に、嫁姉のメッセージが
別のテキストにあって(俺的には)衝撃的な事が書かれていた。 

・あの家では父親に反抗すれば飯抜きや経済的虐待が行われていた。 
・嫁姉は度々父親に反論し、
 その都度飯抜きや給食費を納めないなどの嫌がらせがあった。 
・それを見て育った嫁(5歳ほど離れている)は従順に父親に従っていた。 
・嫁姉は父親に対抗する為、小学生高学年から柔道を習っていた。 
・費用は出してくれなかったが筋が良かったため
 親戚の警察官が警察署の道場に通わせてくれた。 
・嫁姉が高校生一年の時、嫁姉は嫁父に襲われかけた。
 もちろん性的な意味で。ただし鍛えていた嫁姉は撃退し、
 それ以後襲ってくることは無かった。 
・その分嫁父の嫁を見る目、態度が怪しかったので
 嫁にも柔道を進めたが、親の反対で嫁が諦めた。 
・嫁姉は高校卒業後就職しとにかく貯金した、
 いつか嫁実家から嫁を連れて逃げるため。 
・しかし従順に育ち過ぎた嫁は
 父親に反抗することを知らず、あくまでも従順だった。 
・嫁、高校生の時に嫁父に襲われていると思う。証拠がない。 
・嫁姉が家に居る時は嫁は嫁姉に寄り添っていた。
 だから自分も嫁と一緒に家にいた。 
・そんな嫁が好きな人(俺)が居る、
 交際を申し込まれているといった時は本当に驚いた。 
・最初の頃のデートのとき、実は近くで見ていた。
 変な奴だったらすぐにでも嫁を助けるつもりだった。 
・同居の計画を嫁父が出した時、
 強く断っていた俺を見てこの人なら大丈夫だと思ったが、
 嫁父の執着を見て将来の為に証拠を残そうと思った。 
・今、おそらく嫁は私が居ない所で襲われているかもしれない。
 早く嫁を助け出してほしい。 
・嫁姉は何があっても自分で自分を守れるようにしている。
 だから嫁の心配だけしてください。




101: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:19:42.03 0

そろそろ規制? 

そしてどうしても信用できなかったら、
嫁姉の勤務先の代表電話に特定の偽名で
公衆電話から電話するように書かれていた。 
信用は出来たが、いくつか質問と確認もあったので数日後に電話を掛けた。 

嫁姉はいくつか補足してくれた。
なぜ公衆電話から偽名で?というのも教えてくれた。 
見えている範囲では大丈夫だと思うが、
事務所は既に盗聴器があってもおかしくないと言われた。 
偽名にしたのは俺が公衆電話でかけなかった事も考慮しての事だった。 
そして落ち着いて覚悟を決めたら
もう一度連絡をしてほしいと言われた。 

あの日以来、
嫁は実家に帰りたいとは言わなかったので、
家に居るようになった。少しづつ、少しづつ話をした。 
俺も今まで俺に見えている嫁にしか興味が無かった事がわかった。 
騒動から1週間程立った時、
俺が家に帰ると嫁が息子達と心から笑い合っている、
そういう光景が見れた。 
初めて見る嫁の笑顔に見えた。おれは号泣した。 

その夜、嫁から告白があった。




102: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:21:16.11 0

過去の事、父に逆らえなかった事、
姉が守ってくれていた事、そして襲われた事。 
その後も姉が守ってくれている時は大丈夫だったが
姉が居ない時を狙って父に襲われた。 
そのたびに、父親には逆らう事が出来ない、と思い込んでいた。 
男性も怖かったが、俺は最初仕事の関係であった時不思議と怖くなかった。 
俺から告白されて、ほんとうにうれしかったけど複雑だった。 
でも嫁姉が後押ししてくれて、付き合って本当に楽しかった。 
丁度その頃は父が出向?したこともあって
家に居ない事が多く襲われることは無かった。 
しかし出向が終わり父が家に戻ってきた。嫁にとっては恐怖そのものだった。 
そんな時に俺からプロポーズされ、
もうこれにしがみつくしかないと思った。 
最初の挨拶の時に父が同居を言い出した時は呆然としていたが、
毅然と反論する俺に安心してついて行こうと思った。 

結婚生活は楽しかった。父が資格を取れと言い出すまでは。 
取らなければ過去の事を俺にバラすとまで言われた。従うしかなかった。 
本当は止めてほしかったけど俺も応援してくれたので必死に頑張った。 
でも駄目だった。けどこれで実家に帰らずに済むとホッとした。 
俺との生活がとにかく楽しかった。
妊娠し双子が生まれた事も本当にうれしかった。 
嫁父も最初は孫をかわいがる姿を見て安心した。
父も変わってくれたのだと。





103: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:22:04.56 0

しかし父はそんな俺や子供達から私を引き離そうとし始めた。 
怒鳴られ、脅され、毎週末帰る様に言われしぶしぶ帰るしかなかった。 
ただ休日だったから姉に応援を頼んで何とか大丈夫だった。 
そのうち姉は実家に戻って暮らし始めた。
たぶん私(嫁)を守るためだった。 
今度は平日も育児も家事も放棄して俺に子供を押し付けろと言われた。 
いつものように脅されそうしたら、
俺は事務所に託児部屋を作った。
この時ほど絶望を感じたことは無かった。 
自分が悪いと思っていても、
俺までも子供から自分を引き離そうとしていると思った。 
だったら父と一緒でもいいから、
実家で俺と子供と暮らす方がましに思え、父に協力し始めた。 
そしてある日の夜、父が襲ってきた。
ドアの前に大きな荷物を置き、入りにくいようにしていたが駄目だった。 
諦めたその時に、物音で察知した姉が部屋に入ってきた。 
また姉に助けられた。
それからは姉と一緒の部屋で寝泊まりし何とか自分の身を守った。 

俺が嫁父と嫁姉の喧嘩の現場に行ったあの日、
姉は父に「いいかげん嫁を解放しろ」いっていたところだったらしい。 
もちろん父は怒り喧嘩になった。
そこに現れたのが俺だった。 

あの日帰ってから、
私を受け入れていつも以上に優しく受け入れてくれる俺に接して、
うれしい反面、おそらく姉から何か聞いたんだと悟った。 
それでも受け入れてくれる俺と、
食事を美味しい美味しいと食べてくれる
息子達に癒され、何度も隠れて泣いた。 
私はずっとここに居たいけど、
全て俺に話してしまわないとだめだと思っていた。




104: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:24:50.16 0

支援




105: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:25:28.38 0

俺たちは一晩中話して何度もお互いに泣いた。 
朝息子達が起きてきたときは凄い顔だったようだ。 

息子達は言った
「お父さん、お母さんいじめないで!!」って。 

嫁は再び号泣し、俺も泣いた。
息子達もわけもわからず泣いてしまった。 
喧嘩していたんじゃなくて、感動していたんだよ、と話した。 
その日は仕事を臨時休業にして家族でゆっくり過ごした。 

そして俺は決心して、嫁姉に連絡を取った。 

拍子抜けするかもしれないがその後は嫁姉に全て任せるだけだった。 
嫁姉は嫁父の異常な同居計画だけでは無く、
仕事での横領も証拠をつかんでいた。 
それを告発し、嫁父は逮捕され、仕事は首になった。
全国紙の地方欄に掲載された。 
この結果嫁両親離婚した。
嫁母は慰謝料をぶんどって(嫁姉が弁護士を付けた)地元へ帰って行った。 

嫁父は、懲役には行かずに済んだが全てを失った。 
最初は親戚を頼ろうとしたが
俺様目線で助けろと言っても誰も助けない。 
その結果、今は嫁父の母の地元とかいう場所に引っ込んだらしい。




106: 名無しさん@HOME 2013/10/23(水) 23:26:02.47 0

その後、俺と嫁と息子は穏やかに暮らした。
本当に仲の良い一家だったと思う。 
残念ながら嫁との幸せは数年しか続かなかった。
嫁が事故で亡くなってしまったからだ。 

俺は一時酷くひどく落ち込んだが
周囲の支えもあって1年程かかったが立ち直った。 
仕事はその間取引先に迷惑かけた事もあったが何とか持ち直し、
今は順調そのもので2人の従業員を雇うまでになった。 
そのうちの一人は取引先のご子息で、
迷惑かけた取引先に今は俺が苦しんでいるから
何とか協力しようと説得してくれて、
取引をつなぎとめてくれた。本当に周りに助けられた。 
もう一人は嫁姉。様々な面で手助けしてくれたけど、
そのことも一因で職を失った嫁姉に事務を引き受けてもらっている。 

そして今、嫁姉がそのスタッフと付き合っていて、
もしかすると結婚するかも?という相談を両方から受けている。 
嫁が残してくれた息子達と共に祝福できればと考えている。 

先日、嫁父から手紙が届いた。 
内容は支離滅裂だったが要約すると
「俺がそっちに行って同居してやってもいい」
「そっちまで行くから迷惑料と交通費として○○○万円すぐ送れ!」
という内容だった。 
もちろん弁護士さんにお願いして警告をしてもらった。 
一応手紙の最初には
「あの時は俺が悪かった、もう時間がたったから時効だろう」
と言うような謝罪の言葉もあったが
これもロミオメールと言うのだろうか? 
嫁の命日近くになるといつもこの男がこうして手紙をよこしてくる。
おそらく狙ってやっている事だろう。 
こっちも調べ、殆ど親の遺産を食いつぶし困窮している事や
近所に威張り散らしたせいで村八分状態だという事は知っている。 
いつか息子達が一人立ちしたら自分の手で決着をつけようと思う。
もちろん犯罪はしないが更なる地獄を見せてやりたい。 
それまではこの男の事を思い出すたび、
俺の心の中は修羅場のままです。




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