1: クロケット ★ 2022/12/31(土) 10:18:22.24 ID:2Gplb6xG9
秋葉原駅からつくば駅の58・3キロを最速45分で結ぶつくばエクスプレス(TX)。2005年8月の開業で、茨城県つくば市は「陸の孤島」から県都に迫る成長を遂げ、
移住者は今も右肩上がり。延伸の可能性に他地域も熱視線を送る。
午前6時58分、男性は研究学園駅からTXに乗り込むと、小一時間で職場に着く。
小学生の娘3人を育てる立原宏昌さん(36)。東京都の小学校の音楽教員になる夢をかなえた17年、つくば市に引っ越した。
研究学園駅近くに一戸建てを購入。都内より地価が安く、「同じ値段で、都内よりも倍の広さの家に住める」と喜んだ。
TX開業前のつくば市は、鉄道がなくバスに頼る「陸の孤島」だった。だが開業と共に沿線の宅地開発が進み、どんどん人が移り住むように。
今も駅周辺で宅地の公募があるとすぐに埋まる。
開業した05年に約19万人だった人口は、21年には約25万人に増え、水戸市の約27万人に迫る。
TXも利用者数が当初予測を上回り、開業から4年の09年度に初の営業黒字を達成した。
筑波大の谷口守教授(交通計画)は「駅周りの土地利用計画と交通整備を同時に行ったことが成功し、予想を超える人口の伸びとなった」と分析する。
TX運行会社の筆頭株主でもある県は、経済効果を波及させようと、50年ごろの延伸を目標に専門家らの第三者委員会を設けた。
延伸先の候補は、土浦▽茨城空港▽水戸▽筑波山――の4方面。県は第三者委の提言を基に、年度内にも県として目指す延伸先を決める。
各市町は署名集めなどして誘致に躍起だ。
茨城空港のある小美玉市などの7市議会は「県発展の起爆剤になる」と空港延伸の利点をアピール。
水戸市や石岡市などの6市町は、空港経由水戸市まで延伸すれば「県全体を発展させる」と主張している。
土浦市は、距離も短くJR常磐線への接続も容易と強調する。
https://mainichi.jp/articles/20221229/k00/00m/040/253000cつくばエクスプレスで東京に出勤をする立原宏昌さん=茨城県つくば市の研究学園駅で2022年12月20日午前6時58分
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