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【ウマ娘怪文書】アパートの庭を箒で穿いていると少し強めの風が通り抜けます 吐く息が白く染まり集めた落ち葉を崩してしまいます


1: 名無しさん(仮) 2022/12/31(土)15:06:54

アパートの庭を箒で穿いていると少し強めの風が通り抜けます
吐く息が白く染まり集めた落ち葉を崩してしまいます 慌ててまた集めて山にします
「あぁ寒いですわね…」
プレイ用の築六十年のボロアパート(wi-fiオール電化オートロック完備)も築一年と半年を越え来年度には二年目となります
もう二回目の年越しとなりますわ

改めて溜まった落ち葉を集めて綺麗になった我がアパートの庭…
そして愛しい夫…トレーナーさんがやってきます
「マックイーン これでいいかい」
彼が差し出したのは銀色の塊がいくつか 中身はもちろん
「やっぱり…焼き芋の季節ですわね」
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2: 名無しさん(仮) 2022/12/31(土)15:07:07

石壁の近くに再度落ち葉を追いやり落ち葉に芋を埋めます
新聞紙にライターで火をつけて燃やして…それを落ち葉に入れる…
少しずつ落ち葉は燃えてゆき 落ち葉のような薄い物から少しずつ枝へと燃え移ります
芋も楽しみですがこの暖かさはどれだけ贅を凝らした暖房器具も暖炉も勝ることはありません
唯一それを超える暖かさは彼とのひと時だけです…この握ったお互いの手は目の前の火よりも熱く感じます
もう何年も何年もつないだ手というのに未だにあのベッドで一心同体を誓い合ったときと同じように…いえより強く熱く尊く感じます

火は私たちの熱さに負けじと少しずつぱちぱちと音をたてながら燃えてゆきます
そして時間が経てば火も私たちの愛に観念したかのように落ち火となります
そして火をつけてから1時間近くは経ったでしょうか
そして焼けて炭となったそれらの中から銀色の芋を取り出します




3: 名無しさん(仮) 2022/12/31(土)15:07:18

アルミホイルをめくれば湿気った新聞紙があってそれをまためくればきれいな紫色のお芋さん
堪らず噛みつけば黄金色のほくほくとした食感と熱…そして甘さが口いっぱいに広がりますわ
暖かくておいしいとはいえ口の中が火傷してしまいそう…そこに合わせるのは牛乳…メジロ畜産牧場で搾られ今朝処理したばかりのメジロ牛乳…
牛乳の素朴な甘さと焼き芋のとろみのある甘さが口の中でマリアージュ
そしてわたくしには一心同体のトレーナーさんが居ますわ





4: s 2022/12/31(土)15:08:38

毒にも薬にもならぬ話も大晦日には出してもいいかなと思った
没落は出来ませんでした




5: 名無しさん(仮) 2022/12/31(土)15:11:36

芋もメジロ農園で取れた糖度が通常の芋の数倍を誇るメジロサツマイモ




6: 名無しさん(仮) 2022/12/31(土)15:14:05

メジロシティにしてはやけに落ち着きがあって沁みるな...




7: 名無しさん(仮) 2022/12/31(土)15:16:02

しかし所々で口から砂糖吐く




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