彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー、将来の大芸術家や」
1: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)00:24:54 ID:Rxq
オーストリアの田舎 リンツ
(´・ω・`)(僕はアウグスト・クビツェク)
(´・ω・`)(家具職人の息子で父さんの手伝いをしているんだ)
(´-ω- `)(でも本当は子供の頃からやってる音楽の道に進みたいんだよなぁ…)
父「お疲れさん ほれ今月の給料だ」
(´・ω・`)「ありがとう」
父「またオペラを見に行くのか?」
(´・ω・`)「う、うん」
父「そうか…まぁ余った時間で何をするかはお前の自由だ」
アウグスト・クビツェク
アウグスト・クビツェク(1888年8月3日 - 1956年10月23日)はアドルフ・ヒトラーの青年時代の親友。アドルフ・ヒトラーの青年期を良く知る人物として、その回想録は非常に重要である。
https://livedoor.blogimg.jp/worldfusigi/imgs/4/b/4b30e349.jpg
3: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)00:36:14 ID:Rxq
劇場
(´・ω・`)(毎日、機械的に作業をする毎日)
(´・ω・`)(でも音楽家になりたいなんて口が裂けても言えない…)
(´・ω・`)(僕の人生、こんなのでいいのかなぁ…)
(´・ω・`)(楽しみと言えば貰ったお金でオペラを見に行く位…)
(´・ω・`)(ま、小遣い程度だから立ち見しかできないんだけどね)
(´・ω・`)(あの柱の下が秘密の特等席なんだよね)
彡※※※
(´・ω・`)(あちゃ、誰かに先を越されてる)
(´・ω・`)(仕方ない、こっちの壁にもたれて見るか)
4: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)00:36:54 ID:5Jl
期待
6: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)00:45:42 ID:Rxq
(´・ω・`)(今日は「真夏の夜の夢」か)
(´^ω^`)(ああ~いい。いい! どんなに疲れていてもこれでぶっ飛ぶなぁ)
(´・ω・`)(本当に…芸術からは勇気を貰えるよ)
(´・ω・`)(あーでも柱が少し邪魔だなぁ)
(´・ω・`)(そういえば前もあの人に場所取られたような…?)
彡※※※
僕はこのライバルを観察した
彼はひときわ青白く華奢な青年だった
僕と同じように、目を輝かせて舞台に夢中になっていた
7: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)00:54:08 ID:Rxq
(´・ω・`)(いつもキチっとした身なりでどこか控え目)
(´・ω・`)(明らかに僕よりいいとこの家の子みたいだ)
ブー
(´・ω・`)(休憩だ… あーもう半分か ずっとこの時間を楽しんでいたいよ)
(´・ω・`)(んーでも今日の公演は音楽と演出はいいけど……)
彡※※※「歌手が微妙やな」
(´・ω・`) !
それが会話のきっかけだった
10: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)01:03:40 ID:Rxq
(´・ω・`)「そうそう! 歌手が台無しにしてるよね!」
彡※※※「せやせや! 初めはおっ!って思ったんやがなぁ」
これを切っ掛けに僕らは幕間、公演の不満点や評価する所について話すようになった
彼とは恐ろしく意見があい、お互い喜びを覚えた
僕は彼の飲み込みに驚かされた! 理解力の点では間違いなく僕より優れていた
初めに会話した日、1904年の11月。それ以来僕らの付き合いが続いた
そしてある公演の後、僕は彼と一緒に帰った。その時、わかり際に彼は自分の名前を名乗った。
彡(゜)(゜)
「アドルフ・ヒトラー」
11: 名無しさん@おーぷん 2015/08/08(土)01:15:55 ID:Rxq
学校
その単語が、僕の体験した、彼の最初の怒りの爆発だった
彡(゜)(゜)「ええかクビツェク 学校なんてなぁ、なまくら者を作る場所でしかないんや」
(´・ω・`)「アドルフは先生が嫌いなんだよね」
彡(゜)(゜)「当たり前や! そんな話より、今日の「魔弾の射手」について語ろうや」
(´・ω・`)「まぁまぁ、そうせっかちにならないで」
彼は僕の仕事を煩わしい傷害と思っていた
彡(゜)(゜)「また仕事かいな 」
(´・ω・`)「アドルフは何か仕事をしてないの」
彡()()「……」
(´・ω・`)??
彡(●)(●)「冗談やない!」