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【目線ダスカ】深夜唐突にお腹が鳴る事もある


1: 名無しさん(仮) 2022/11/21(月)01:33:42

深夜唐突にお腹が鳴る事もある
警報の様なそれをパン、とひと鳴らしする事で落ち着かせた
時刻は一時。有り合わせの物は無いのでベッドの下から七輪
そして白玉粉と米粉をやボウル、調理器具をひとしきり取り出すと
隣で寝ているウオッカの布団が乱れているのに苦笑し
布団を畳んでそっと部屋を後にする
中庭は12月間近である事もあってそれなりの冷気だったが丁度良かった
白玉粉と米粉を2:1の割合でボウルに混ぜ
少しづつ水を加えながら捏ねて纏め一口大に丸めていく
「スカーレット。アンタ何してんの」
「やっぱりいた。タイシンさん、ちょっとファイアお願いできますか?」
「ん」
ごう、と小柄な先輩の口からウマソウルを燃焼した炎が吐き出され
そして焚火の上にあった鍋に貼ったお湯が暫くして沸騰する
中に投入したお団子が浮いて来た所で水気を切り、そして七輪の網上で焼く




2: 名無しさん(仮) 2022/11/21(月)01:34:05

「ふーん。美味しそうじゃん」
側に座ったタイシンとスカーレットの前で団子から水気が抜けた所で
用意していた醤油とみりんの混ざったタレをハケで万遍無く塗り終える
そして焼く、の工程を繰り返していくとやがて独特の照りが産まれ始めた
繰り返す事3回。辺りには醤油の焦げる香ばしい匂いが立ち込める
喉を鳴らした二人は改めて別の匂いが混じっているのに気づいた
肉とにんじんの香りである
「ヘーイ」
果たしてタイキシャトルとバーベキューセットがそこにいた
じゅうじゅうと肉汁を垂らす分厚いステーキ肉と程よく焼けたにんじん
「ブツブツ交換といきまショウ」
レートは随分と緩かったがそこはご愛敬という所だろう
寂しがりの彼女にとって他のウマ娘がいてくれる事自体がプライスレスである
地面からせり上がって来たアストンマーチャンの合図で4人でピースし撮影




3: オワリ 2022/11/21(月)01:34:19

そして待ちきれない様子のメジロマックイオーンを窘めながら夜食が始まる
そこに天体観測をしていたアドマイヤベガ
何やら寮へ戻る途中であったシンコウウインディとフジキセキも加わり
再びナリタタイシンが火を噴けば起き出してきたウマ娘の賑わいは最高潮
余興にヤエノムテキとワンダーアキュート
グラスワンダーとライスシャワーの拳と刃の異種格闘技戦が挟まり
やがてタイシンファイアの周囲を皆が手を繋ぎまわっていた所で
輪の中にトレーナー達が挟まっていた所で生徒達は我に返った

時既に遅し。蜘蛛の子を散らし逃げるには担当と握った手は暖かすぎた





9: 名無しさん(仮) 2022/11/21(月)01:40:48

>>1
>「やっぱりいた。タイシンさん、ちょっとファイアお願いできますか?」
「ん」
当然のようなタイシンファイア




19: 名無しさん(仮) 2022/11/21(月)01:57:38

>>2
>地面からせり上がって来たアストンマーチャン
なんて?




7: 名無しさん(仮) 2022/11/21(月)01:39:53

>>3
>輪の中にトレーナー達が挟まっていた所で
楽しげだけどトレーナー陣の目は笑ってなさそう




4: 名無しさん(仮) 2022/11/21(月)01:36:57

しまったファイアだ




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